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f-bobo blog

2008年8月30・31日 支笏湖から尻別川そして支笏湖

月末が近づくと滑り込んでくる仕事をできるところまで進め、せめてイブニングにはと、土曜の夕方支笏湖へ。
南岸を目指していたが、この日はなにやら車も多い。
このままでは着く頃には日が暮れてしまいそうなので、南岸をあきらめ丸駒へ向かった。

ほかに釣り人がいない中、9番ロッドに乗せたフローティングのシューティングヘッドをひたすら振り続けるも、僕のロッドにはなかなか反応はこない。

10番フックに巻いた小さなメルティバガーに変えた後、フライを追って食ってくる手応えが伝わっては来たものの、フッキングにはいたらなかった。

日が落ちるのもとても早くなって、6時半をすぎるとあたりはもう真っ暗。

水温を計ろうとウェーディングジャケットのジッパーを下げ水温計を取り出したとき、一緒に携帯電話も滑り落ちてしまった。


まいったな。。


携帯水没との引き換えに水温20.7度という情報を手にいれたけど、あまり嬉しい情報でもない。

代償が大きかった分、手ぶらでは終われないとひたすらキャストを続けた。
そして1時間半がたち、午後8時。
ようやくあきらめる気になって、車に戻った。

ま、釣れないのはいつものことだけど。

そのままニセコまで車を走らせ、道の駅で夜を明かした。

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翌朝は尻別の本流からスタート。

一つ目の流れをType3で釣り下る。
午前6時で水温は18度ちょっと。
遠投はすこしできるようになったものの、いまだに角度変換がうまくできない。
シングルスペイからいつのまにかスイッチキャストになってしまう。

スカジットのベリーにシンクティップというシステムなのだから
本来ならばスカジットキャストがいいのだろうけど、
Type3ぐらいだとラインはまだ楽に抜けるので、どうしても慣れてるスプラッシュ&ゴーで打ってしまう。

二つ目の流れでヤマメが釣れた。
小さいのに幅広で、口が大きく大人じみた顔つきだった。

そのいい顔を写真に撮りたかったけど、僕の携帯はボタンが反応しなくなっていた。
残念。


三つ目の流れはまた何の反応もなく、そこを後にした。


ずっと下流側に移動して昼食をとり、午後に備えてゆっくりフライを巻くつもりだったのだけど、
目の前の流れを何尾もの大きな魚が跳ねているので、やはりじっとはしていられず
6番のシングルハンドを引っ張り出して狙った。

虫はいろいろ飛んでるけれど、いったい何を食べてるんだろう。

40~50cmサイズがイルカのごとくそちらこちらで姿を見せる。


、、ああ。サクラなのね。。


たまにはシングルハンドも楽しいものだ。

夕方も近くなり、支笏湖へ戻ったがここでもなにもなく納竿。


車のフロントガラス越しにおいて乾かしておいた携帯が
未だ反応せず。
ちょっとヤバイかも。。

投稿者 fumiaki : 22:10

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2008年8月24日 北海道スペイキャスティング競技会


■朱鞠内湖の夜明け。ベリービューティホー。


午前4時。
昨日野寺さんにダメ出しされた改造ラインの代わりとするために、TAKロンノーマルをランニングラインラインのはじまりから5mでカット。

SpeyBumさんで読んだ
「TAKロンはランニングラインを全てカットするとターンオーバー性能が落ちる。なので10mはランニングラインを確保するべし」
という内容の記事を覚えていたわけだが、10mは長すぎるので半分の5mを残してカットした。そしてカット部分に熱溶着でループを作成。

朝っぱらから狭い車内にバーナーの轟音が鳴り響く。(もちろん窓は開けてるよ)
僕はヒートガンを持ってないので、ガス式のバーナーにステンレスの治具を取り付けて熱溶着を行っている。
温度が上がりすぎるので焦げやすいのが難点だが、慎重にそして時間をかけて丁寧にやると、ま、とりあえず問題ないレベルで熱溶着が行える。ブレイデッドのコアが入っているラインなら両手でおもいっきり引っ張っても切れることはない。


以下、またまた長くなりそうだから気をつけてね。


午前5時半。

身支度を整えて練習開始。
もうすでに何人かの人たちは練習を始めている。みなさんやる気満々なのだ。

僕は昨日教わった動きを確認しながらTAKロンをキャスト。
でも何だかうまくいかない。
バックキャスト時のドリフトまではいい感じなのだが、そこからシュートに向かうタイミングがなかなか取れない。
ラインの重みを感じられないのだ。
小一時間キャストを繰り返したが、やっぱりどうも飛んでいかない。手元のラインで42、3mがいいとこ。

「だめだな。これじゃ話にならん。。やっぱ戻すか。。いままであのラインで飛ばせてたんだし。。」

ラインが長すぎるし、重すぎるという野寺さんのアドバイスを一応考慮して、リアテーパー分のラインを外してセット。
ラインはするする飛んでいくではないか。
んー、やっぱり僕にはこっちのラインだね。


「おし、決めた。いろいろ言われたけどこれで行こう。なんだかんだ言ってもこっちの方が飛ぶもんな。」

かくして勝負ラインがようやく決定。

TAKロンフロントテーパー15m+3M SkagitDeluxe650grのボディ10m
=25m/68gのヘッドに3Mの0.025PVCランニングライン30m。
ロッドはCND CustomSpey 15ft 10/11 の折れて自己補修したやつ。
これで勝負なのだ。

ラインを変えたその後の練習では軽い追い風状態で手元のラインで50m強。
実質45m前後は飛んでるはずだ。
あとは競技中の風次第。

昨日ほどの強風ではないが、そこそこの風はある。
追い風ならラッキーだが、向かい風になるとかなりヤバイ。
一応風に強そうなラインチョイスではあるが、そうはいっても限界はある。

豊平川のキャス錬では競技時間3分を何度もシミュレーションしてきた。
一番時間がかかるのがランニングラインのリトリーブ。
25mから30mのランニングラインを手繰り寄せるのに時間がかかる。
ラインをまっすぐに伸ばすためのプレキャストが平均2回。
それにシュートを加えると1回のキャストにだいたい40秒から45秒。
ランニングラインが絡むとかのトラブルやミスキャストがなければ、競技時間3分でだいたい4投できる。

練習ではランニングラインにVisionのSuper Catapalt Flat Shooter を使ってきたが、極端な扁平率のため、ライントラブルが続発。
かなりイライラが募っていたので、ココへ来る前に3MのPVCを購入してきた。
コレに変えてからはライントラブルが激減したものの、それでも3~4回に一度は小さなダンゴができてしまう。

うーん。ま、できる限りのことはやった。あとは運次第。
普段どおりにできれば勝負にはなるだろう。


って、ホントか??


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午前7時半をまわったあたりから競技場設営の準備が始まった。
競技参加者と運営者が協力して準備を行う。

まずは投擲台の設置。
パイプを組み上げて投擲台を作り上げる。競技者兼職人の方々が手際よく作業を行う。いやいや頼もしい。
職人さんがいるので僕の出番はない。



■設置する水深に合わせて足場を組む。大変だなー。


次に距離測定用のロープとネットの設置。これは大変。
10人ぐらいでネットを運び、湖上に浮かべる。船も出てネットにアンカーや浮きをつけて固定。

最後は岸から投擲台への浮き桟橋の設置。
こんなものが商品として販売されているのには驚いたが、
組み上げるのも手間がかかって驚いた。

競技場の設営はとても大変なのだ。


午前9時ぐらいから風向きが変わるからとキャスト方向は湖に向かって左側へと設定された。
話のとおり、9時ぐらいから風向きが変わり始めたものの、向かい風から横風へ。
これはキャストに影響出ますな。


本大会の競技は2種目。16ftクラスと18ftクラス。
僕は18ftのタックルはもってないので出場するのは16ftのみ。
でも出場者の多くは両方とも出る様子。

16ftの予選のあと18ftの予選、その後16ft決勝、18ft決勝という運びになる。

本営でゼッケンとヤーンを受け取り、タックルを準備。
いよいよだ。

16ftクラスの出場者は31人。
僕の試技は11番目。
2番目に千葉さん、3番目に杉坂さん、13番目に岡田さん、20番目に野寺さん、26番目に根津さんが。

午前9時半を過ぎた頃、予選が始まった。


風は右手斜め前方からの横風気味のやや向かい風。キャストに影響する風だ。
そんな中、2番手の千葉さんが41mを出した。
この風の中で、さすが。
3番目の杉坂さん、調子の悪さと風にやられて38m。
かなり悔しそうだ。

って余裕こいてる場合じゃない。
杉坂さんでこの距離ということは、そーとーコンディション悪いんじゃん。
んー、やばいね。アップしとかなきゃ。

一旦会場を離れキャストできそうな場所を探す。

本番と同じ向きに投げられる場所を見つけてさっそくキャスト。
この風の中でどれだけ飛ばせるだろうか。
しかし敵は風だけではなかった。

風により波立った湖面はラインをとても引き抜きにくい状態を作っていた。
まずいな。
これはまずいぞー。

投擲台が湖面より高いから本番はもうちょっと楽だろうと、自信を喪失する前にアップ終了。
会場へ戻った。

会場ではちょうど僕の前の人が試技を開始。
昨日の懇親会でいろいろ話をしてくれたノーススペイキャスターズの米澤さんだ。
米澤さんのフォームはとてもきれいでゆっくりと丁寧だった。
「なかなか曲がらないんですよ」と言っていたClanのロッドをしっかり曲げ、
この風の中で43mぐらい飛ばしていた。すごいなー。

そしていよいよ僕の番。
緊張するのを心配してたが、意外と落ち着いてる。
まー、いまさらジタバタしたってどうにもならないもんね。
いつも通り投げよう。

競技が始まってからラインをロッドから出さないといけないと思っていたが、
親切にもラインを持って引っ張って行ってくれる。これはキャスト1回分ぐらい余裕がでるな。
キャスト準備が整ってから試技開始。
運命の3分間が始まった。

1投目。ちょっと様子見。ランニングライン20mぐらい。風はやんでないけど、意外といけるぞ。
アンカーも抜けてないし、ライントラブルもない。ただ、風で左へ流される。
でもこれぐらいなら修正が利くだろう。

2投目。ランニングラインを手繰り寄せてリフト。バックキャストに入ったとき、このままいけそうと判断。
プレキャストするのをやめてそのままシュート。ランニングライン25mぐらい。まだ左へ流れている。
飛距離の読み上げはない。

3投目。プレを2回打ってシュート。
ランニングライン25mちょっと。
リールが「ジッ」と鳴る。ラインが足りない。
リールからラインを全てたぐり出す。
ワリと投擲台の真ん中で投げてるな。
もっと前に出よっと。
身体の右側に風を感じる。
飛距離の読み上げなし。
ん?ちゃんと届いてるのか?

4投目。これもいい感じでアンカーが入ったのでプレ無しでそのままキャスト。
辺りは静まり返っている。
飛距離の読み上げはない。
どうなんだ?ちゃんと飛んでるのか?
自分の目にはちゃんと飛んでるように見えるが。。
無反応なのでなんだかやりにくいぞ。

ここでラスト30秒の声。

これで最後だな。
意外と時間に余裕があった。
あと一投。思いっきり投げよう。
押し出すようにゆっくりリフトしてから低いスイープ、ラインドリフト、そして右手押し込みつつ、左手引いてシュート。ついでに一歩前へ踏み出す。
ラインはスルスル飛んでいく。ランニングラインの絡みなし。
よし。

残り数秒を残してリールを巻く。
終わった。
自分的に手応えは感じたが、結局最後まで飛距離の読み上げはなかった。

記録係の人が近づいてきて、「サインお願いします」と。
自分の記録がOKかどうか署名するのだ。

見るとそこには
1st 40m、2nd 38m、3rd 40m と書かれていた。

「あれ、意外と飛んでないな。。しかもなんで3投しか記録ないんだろ。。それちゃったかな。。」
声には出さないものの、ちょっと不満な僕。あ、でもサインね。

そうか、一応ちゃんと飛んでんじゃん。
なんだよ。飛距離読み上げてくれよー。
一人参加のアウェイは厳しいのー。
それとも聞こえてなかっただけなのかな??

んー、しかし40mか。風があったとはいえ、これが僕の実力なのね。
微妙な数字。。悪くもないけど良くもない。

外したリアテーパー、付けときゃ良かったかな。。

んー、なんかいろいろよくわからん。。

ま、もういいや。終了終了。


僕が終わって間もなく岡田さん登場。
岡田さんのキャストはロッドストロークがコンパクトに見える。
そしてかなり明確にロッドをストップさせる。
それで46.5m。ん、47.5mだったかな。
どちらにせよ、ここまででダントツトップ。すげー。

しばらくたって野寺さん登場。
Ultimateに桃色ライン。はたしてその実力は?

記録41.5m。
お、僕のライン、ダメ出ししたのに、僕と大して変わらんぞ。
やっぱり風か?
でも、キャストフォームは美しく、最後まできちんとターンオーバーしてた。
一般にスペイはそのキャスト特性から普通にターンオーバーすると言われているけど、今大会できちんとターンオーバーしている人は意外に少なかった。
風のせいも大きいのだろうけど、ワリとティップからヤーンまでがベシャッって落ちるのが多かったのである。
これが実際の釣りだったらと思うと速攻でリトリーブしないとかなりマズイ。
そこらへんはさすが、スペイおじさん。最後まで優雅だ。

そして今大会の本命、根津さん登場。
最初の数等はあれ?という感じだったけど、
途中からいきなり飛距離をどーんと伸ばしてきた。
記録は46mか47m。


かくして予選終了。
当然40mでは決勝に残れるわけもない。
今回のボーダーは44mぐらいか。

この風の中で実力差がはっきりとわかった。
風が吹いていようが、水面が波立っていようが、
飛ばす人は飛ばすのだ。

18ftの予選のあと、16ftの決勝が行われ、
優勝は去年のチャンプ伊藤大輔さん。
まだ若いのにすでにディフェンディングチャンピオン。
素晴らしいね。
しかも根津さんを押さえての勝ちはすごい。
根津さんは2位。
3位に山田勇さん。
本州勢を押さえて道内キャスターがベスト3に2名となった。

僕?
僕はというと、7位以下の順位は発表されてないので正確にはわからないけど、
決勝6人以外に僕よりとばしてたのが3~4人ぐらいだったと思うので
たぶん10位前後ぐらいじゃないだろうか。

うーん。喜んでいいような悪いような微妙な感じ。
んー、でも絶対的飛距離はやっぱりぜんぜん足りんなー。


18ftでは前評判どおり根津さんが優勝。
2位は千葉さん。

18ftは最強タックルを使用できるだけにそれを扱う技術レベルも
さらにシビアになるのかな。

いつかは18ftにも挑戦してみたいな。
(んー、でも、ロッド、リール、ラインで20万コースだな。。)


競技終了後は、表彰式とお楽しみ抽選会。
僕の引いたくじには「シーアンドエフ」の文字が。
おっ、なんだなんだ、なにがもらえるんだ?
って喜んでたら、リールサイズのちっちゃな手提げ袋でした。
おし。これにスペアのライン入れよっと。

野寺さんはウェーディングスタッフをGETしていた。
いいなー。
おじいちゃんの杖のようについておどける野寺さん。
いやー、ぴったりだ。

競技会終了後はもう一仕事。競技場の撤去作業。
みんなで湖を元にもどして終了。
いやいや、みなさんお疲れ様でした。


今回はじめて競技会というものに参加したのだけど、
まず、競技会の設営準備の大変さを思い知った。
これで1競技の参加費が一人2000円は安すぎる。
赤字になっていないのだろうか。
と、いらん心配までしちゃうぐらい。

進行については2回目とあって、まだまだ細部が明確ではないのかもしれない。
参加者が協力するのはもちろん賛成だけど、計測係やライン引張り係など
あらかじめ決めておいてもいいかもね。
それに記録の読み上げも読み上げられる人と読み上げられない人が
いたりして、これは以外に競技者の心理や試技に影響するんじゃないかな。
どちらかにきちんと統一すべきだと思う。

あと競技会終了後。競技会が終わったら、はい終了、ではなくて
競技会結果をきちんと公開してほしいかも。
上位6名はもちろん順位が明確になるけど、7位以下は競技会後1週間が経過した今でも、どこにも情報がない。
競技会という名目なのに参加者の順位がわからないというのも他のスポーツではありえない話だろう。
多かれ少なかれ次の競技会への動機付けにもなる重要な要素になるはずじゃないのかな。

システムとレギュレーションの明確化・効率化が競技人口の増加にも繋がっていくと思うし。

なーんて偉そうな事書いてるけど、競技会運営の方々の尽力はとてもすごいのです。

競技会というものに参加することで、僕もいろんな発見と経験ができたし。
とりあえず今回のスクールで教わった修正点を足がかりに、また次へ向けてがんばるのだ。


最後にもう一つ。
今回野寺さんや杉坂さんにスペイキャストの基本や応用の動作・道具の扱いを学んだのだけど、基本をしっかり押さえた上で自分のスタイルを探していくことが一番重要なのかも。

実際の釣りでは、使うタックルも状況も人それぞれバラバラ。

今回の16ftクラス上位3名のキャストを見ても、
優勝した伊藤さんのキャストはそれを見ていた野寺さんが
「あのフォームでよく飛ばせるな」
と洩らすほど、ゆっくりと大きな、かつコミカルな動きのキャストだったし、
2位の根津さんのキャストだって基本となる動きとは全く別物。
3位の山田さんはオーソドックスな基本に忠実なきれいなキャストだった。
3者3様。それぞれのスタイル。

海外で100年ぶりの記録更新を達成したスコット・マッケンジーだって
飛んでなかったら、野寺さんに怒られちゃうよ。あんな投げ方。

スペイ自体どんどん変わっていっているし、アンダーハンドやデルタシューティングやスカジットといったバリエーションもどんどん生まれている。
それぞれが基本を押さえたのちの、基本からの逸脱によって生まれているから
これからまだまだいろんな可能性があるキャストなのかもね。

僕もいつかは自分のスタイルを確立してみたい。ぞと。


追記


今回無料で振舞われた幌加内そば。めちゃめちゃ美味かったです。
背中にカイロ貼っちゃうほど寒かった競技会当日、
いつもの作業着(と思われるめちゃめちゃ薄着)で蕎麦をゆでていた大将に一言。
蕎麦、サイコーでした!
いやー、賭け値なしにうまかったね。
盛りそばなんで冷たかったけど。。
いや、マジで美味しかったっす。。


投稿者 fumiaki : 21:09 | コメント (1)

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2008年8月23日 朱鞠内湖スペイフェスタ


■実際の動きをまじえながら、丁寧に解説する野寺さん。


午後11時半。フェスタ前日の夜に朱鞠内湖入り。

フェスタだけに道内のスペイ狂がすでに集まっているだろうと、
ドキドキしながら前浜に到着したものの、全く人影なし。

車も停まってないし、テントを張っている人もいない。

あれ?今日って何曜日だっけ?もしかして日にち間違えたかな??

あまりに閑散としたキャンプ場に面食らって何を見て日付を確認したらいいのやら。ちょっとプチパニック。

お、時計だ時計。腕時計。あと携帯でも。。

間違いない。今はフェスタ前日だ。これでいいはずなのだ。


以下、長くなるから気をつけてね。

誰もいない中で、張り切りすぎた自分がちょっと恥ずかしいかななんて思いつつ、ビール飲みながらパソコンで24観てたらふかーい眠りへと。

翌朝。
車の音で目を覚ます。

あ、大丈夫。ちゃんとフェスタの日だ。

杉坂さんもやってきて、みるみる人も増えていく。

にわかに騒がしくなり、人が集まってキャス錬がはじまった。
みんなバシバシ遠投を決める中、僕はカップラーメンをすすりつつ遠目で見学。
いやー、みんなすごいな。


午前9時半をまわった頃杉坂さんのスクール開始。

シングルハンドのスペイの有効性から最近お気に入りのラインまで一通り座学が終わったあとはいよいよ個人指導。

僕のところへ来た杉坂さんの開口一番は
「このロッドどうしたの?」

さすがに目ざとい。

「いやー、実はキャス錬中に折れちゃいまして。。」
「これでトーナメント大丈夫?」

いやいや、それは僕の方が聞きたいぐらいっす。。


僕が受けた指導はまずリフトとスイープを低くしなさいということ。
できるだけスイープを低くして、DというよりはVループをつくるようにし、もっとロッドにパワーをかけなさいということだった。
その後トーナメント用のテクとしてロッドのストロークをより長く取るためにシュートの際に一歩踏み出すといいよ、ということだった。
なるほど。空手でいうところの追い突きの動きに近いな。


あっという間にスクールは終了して、次は岡田さんのスクールなんだが僕は受講してなかった。

フェスタの日は各メーカーがブースを出展するのでロッドの試投ができますよという触込であった。
ブース出展の時間帯と岡田さんのスクールが見事に被っていたため、あんなロッドやこんなロッドをいろいろ試投してみたかった僕は涙を飲んで岡田さんのスクールを見送ったのだったが、実際にはブースなど1店も出ておらず、ながーい休憩時間となってしまった。

なんだよ。受けときゃよかった。。

午後2時からは野寺さんのスクール。
このスクールは実に有意義なものであった。
まずはスペイキャストの動きをそれぞれ分解して丁寧に解説。
以下要点。

リフト:絶対にゆっくりと。そしてロッドを引かずに押し出すような感じでゆっくりとリフトすること。

スイープ:ロッドを水平に動かすこと。お皿型に動かさない。急激に速度を上げない。一定の速度でロッドを動かすべし。右肘を90度以上曲げないようにし、身体を返すようにしてラインを引っ張ってくる。スイープ最後は左肘を前に出しつつ第一のアンカーを水面からくいっと抜く。

アンカー&Dループ形成&ロンチポジション:低いスイープからロッドを2時ぐらいまで倒しつつ、ラインが張った状態からさらに両腕全体を斜め後方に持ち上げつつさらにラインをドリフトさせる。これでDループ(Vループ)のパワーを強くしてロッドに負荷をかける。このときのDループは平面的なDの字ではなく、立体的なDとなる。つまり横から見ても上から見てもDの形となるように。

シュート:ロンチポジションからそのままの高さでロッドを水平移動させつつ、気持ち垂直方向でロッドをフリックさせる。このとき右手は伸ばしきらず6番ロッドでラインをちょんとだすぐらいの感じで力をいれすぎないこと。そして左手はしっかりと引く。右手と左手の力配分は4:6ぐらいで。ロッドの力を使うのはこの最後のところのみ。

文章でかくと具体的なタイミングや力加減やロッドの動きやなんかがちょっとわからないかもしれない。でも目の前で説明を受けながら実際の動きを見るととても理論的。よくわかるのでした。


いままでスペイキャストで言われていたことが変わってきている点もあった。

たとえば以前は「スイープの時はロッドティップを浅いお皿型に動かす」と言われていたが、「スイープの時はロッドティップを水平に動かすべし」となっていたし、昔の野寺さんの本とかではシュートの時は右手を「右ジャブのように前に押し出すべし」というのが、「右手よりも左の引き手」に変わっていた。
アンカーだってイアンの「先回りのアンカー」というよりは「スイープ後のドリフト」に変わってたし。

スペイはどうやら急速に進化しているらしい。

ちなみにアンダーハンドキャストっていうのは手の下にループをつくるから”アンダーハンド”なんだって。下手を使うからアンダーハンドだと思ってた。。オーバーヘッドに対してのアンダーハンドなんだって。さっすがスペイおじさん。
あとね、スカジットも教わった。サークルキャストからラインを引き剥がすときはロッドを水平にゆっくりと動かすこと。剥がしきったときにフライが泳ぐようでなければならないこと。そしてスカジット使うときはティップはタイプ6以上の重たいラインを使わないと意味ないのだそう。タイプ3とかだとシンクティップがフローティングのベリーに引っ張られて沈みきらないらしい。タイプ1とかタイプ3を使う時はベリーもシンキングを使うべしということだった。で、フルシンクラインの扱い方も教わった。


そして極めつけは根津一多さんのトーナメント用キャスト講座。
これは圧巻。

まず、リフトしない。
斜め後方にそのままラインを抜いてきて斜め後ろ上方にVループ形成後、さらにドリフトしてVループがたれてきたあたりでシュート。
デモンストレーションではラインがかっとんでく。
あくまでトーナメント用ということではあったけど、まるで次元が違う。

ネットでは根津さんの60mキャストの映像とか見ていたけど、目の前で解説されながらそれを見るとすごく考えられていて、理にかなっていた。ただその理を実現させるのはとても大変だったそうだ。このリフトをしないスイープでアンカーを入れれるようになるのに2年かかったって。すごいな。。
イメージを実現させるための努力って素晴らしいなって改めて思ったりして。


座学とデモンストレーションで現代スペイ事情を学んだ後はいよいよ個人指導。
そしてこれがまた凄かった。(いろんな意味で。)

まず、野寺さん。

「いやー練習見てたけど、そのラインすっごく気になってたんだよねー。」

なんだなんだ?もしかしてオレってすっげーいいラインつくっちゃった?
なんて思ってると、

「あんな力いっぱい投げてるのに、大して飛んでないから一体どんなライン使ってるんだろうと思ってた。」

って。。。。。そうすか。。


ちょっと投げさせてと野寺さんが僕のタックルを試投。

「んー、ひどいな、このライン。ライン切ったり貼ったりするの好きなんですか?」と野寺さん。
「いやー、できればあんまりやりたくないんですけど‥‥」と僕。

「性格が全然違うラインを繋げてるし、15ftのロッドにしてはヘッドが長すぎる。これじゃ上手くならない。」
で、「ちょっと待ってて」と立ち去った。


ショックである。このラインにはワリと満足してた僕。しかし、野寺さん的にはラインを引っ張れないし、持ってかれるしで最悪の様子。
まーね。たしかにラインを引っ張ってくるときはベリーがブリブリ震えるし、重たくて長いから必然的にリフトは高くなるし、シュートのときはラインをはじくというよりは放り投げる感じで右手使いまくりだし。。
でも、これでそこそこ投げれてるんですけど。。気のせいなんすか??


戻ってきた野寺さんは「これ使って練習してください。」と僕にロッドを手渡した。

そしてそれこそは噂に聞く「I Spey Ultimate 15」。いやーこれが振ってみたかったんすよ。
繋がってるのは市販されていないトーナメント用じゃない桃色ライン(たぶん)。

そんでもって野寺さんつきっきりの指導がはじまった。

重点的に矯正されたのはDループ形成時のラインのドリフト。そしてシュート時のロッドをフリックさせるタイミングと左の引き手。

「体重移動はとてもいいですよ。よく練習してますね。でもシュートに移るタイミングが早すぎる。んー、イアンのDVDを観てたのかな?」と野寺さん。

はい。何もかもお見通しですね。毎日見てました。ビデオテープだったら擦り切れて見れなくなるぐらい見てましたよ。

その中で僕的にちょっと分からなかったのが、イアンがあれだけスムーズな一連の動きで決してロッドを止めないようにと言っていたのにもかかわらず、バックキャストの時に一瞬ロッドが止まって見えること。

あれは一体なんなんだろう。。Dループのパワーを貯めているのだとは思うのだけど、先回りのアンカーとは相反する動きのような。。

っていうのも疑問が晴れた。ドリフトなんですね。

そのうち根津さんもやってきてバックキャスト時のロッドの角度について指導してくれた。

「あー、バックキャストのロッドがちょっと高いですね。あの立ち木を狙ってみてください。」

根津さん、腰が低くて、とても丁寧に教えてくれて、とてもいい人だった。

CNDの御大二名にしっかり指導していただいて、
おまけにUltimateもびっちり1時間ほど振らせてもらえてとても収穫の大きなスクールだった。


Ultimateの感想はというと、たしかにシュート時の抜けはいい。ラインがスルスル抜けていく。ロッドは堅めで全体的に早めにロッドを動かす必要がある。思っていたほど軽くはないし、誰が飛ばしても飛んでいくと言うのはちょっと言い過ぎかも。でもスペイキャストの動きを理解してそれを実現できる人にはそれこそかっとんでくロッドかもしれない。重いラインに耐えるバットとティップの強さを持ちながら、反発力が強いからシュート時の曲がりの後は返りが早くロッドがぶれない。だからラインが抜けていく。なるほどねー。
今のところ僕の欲しいロッドの第一候補かな。。あ、でもやっぱりTSRも気になるし。。んー、Bluce and Walker も振ってみたい。。


一方、素晴らしいスクールの後には不安も残った。
というか、より一層の不安が誕生。

だってあれだけいい出来と思い込んでたラインを真っ向から否定されちゃったんだもん。いったい明日はどうすればいいの?
ホント、困った。

今日学んだことで明日に生かせそうなことはまず、杉坂さんの一歩踏み出しシュート。そして野寺さんのラインドリフト、根津さんのロッドの角度、最後にまた野寺さんの左手シュート。ま、ここまではいい。

この動きを実現するには僕のラインでは困難だそうだ。まず抜けない。引っ張られすぎるので右手でロッドを押し込む形になってしまう。等々。
かなりやばいんじゃないの。


どうする、オレ?TAKロンをノーマルに戻すか?でもあれだと45m飛ばないぞ。。

拭い切れない不安を抱えたまま夜は懇親会へと突入していった。。

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実は、懇親会自体出席するかどうか、すっげー迷った。
だって知ってる人なんて誰もいないもんね。
一人でポツンといるのもそれはそれで悲惨だし。

でもなんだか知らんけど、このときはどうやら好奇心の方が勝ったらしい。
スペイやってる連中ってどうなんよ。ってね。

席は満杯。一番スカスカの卓を見つけて滑り込む。
そこには杉坂さんと千葉貴彦さんが。

隣と前はどうやらノーススペイキャスターズの方たちらしい。

この方たちがなんとも気さくな方々で
練習場所の話から飛距離やタックルの話まで
初対面にも関わらずいろいろと話してくれて
とても楽しかったのである。

で、ヤローが集まると何故だかやっぱり腕相撲大会へ突入となる。
やってる人たちはみんな丸太みたいな腕と肩。
トップキャスターたちの腕力ってどんなもん?
これは実際にやってみないとわからない。
で、千葉さんに挑んでみた。


結果は秒殺。
腕に自信がないわけじゃなかったけど、まったく勝負になりませんでした。
聞けば、千葉さんベンチプレスで125kgを挙げるとか。


パワーリフティングをやってる友人に聞くところによると、
自分の体重の倍をベンチで挙げられると北海道でパワーリフティングの
階級別のチャンプになれるっていうから、
千葉さんと同じパワーを僕が獲得するにはチャンプ目指すぐらいの
パワーがないとダメってことになる。
キャスターもここまでくるとアスリートだね。

アスリートといえば、かの西條さんも筋トレをしっかりやっているらしい。
あの方は釣りのためにやってるそうだから、もう釣りバカとかのレベルじゃないね。


そんなこんなで
いろんな人のいろんな話を聞くことができて得るところは大きかった。


一番響いたのが千葉さんが何気なく言った言葉。
「よくね、ブログとかで45m飛んだ、50m飛んだとかって書いてるけど、みんな45mの距離を知らないんだよね。」

これは効いたね。ずっしりきました。やってる人じゃないと言えないねー。
自分はどうなんだろう。って、測ったことないからやっぱり知らないもんなー。


宴もタケナワの頃、すっかり眠くなってしまった僕はお先に退散。

さて。一番の問題は明日使うライン。

一体、どうしよう。。



■カプセルホテルばりに快適車内。網戸付き!


投稿者 fumiaki : 02:26 | コメント (2)

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2008年8月16日 キャス錬@豊平川


■朝。断続的に振る雨の中のキャス錬中、ちょっとの晴れ間に虹がでた。
和むなー。


ここ1ヶ月集中的に続けてきたキャス錬も少しづつ成果が出はじめてきた。

結局、ラインカットの誘惑に耐え切れず、TAKロンもフロントテーパーでカットしてSpey Skagit Delauxeのボディにつなげ(元にもどせるようにはしてあるけどね)、さらにバックテーパーとしてGPXの#8をつないで全長26.4mのヘッドをつくった。


TAKロンのカットはうまいこと目論見が当たってSkagit Delauxeの牽引力に続いてループがのびていく。

うまく飛ぶと30mのラインニングラインが足りなくなることもあるので、手元で56mのラインが出ていることにはなるのだけど、ラインのたるみやヤーンの落下位置を差し引くと実測はたぶん40台後半ってところだろうか。
下手すると45mぐらいだったりして。。
いや、実は40mぐらいしか飛んでないのでは、、、?

しかもキャス錬中は水面より高い位置にたってロッドを振っているので、ウェーディングしてると飛距離はさらに短くなる。


それにフォームがまだ安定してないので飛距離の落差が激しい。

それを示すように46m弱しかないTAKロンは未だフルラインならず。
あと1mなんだけど。。

Skagit Delauxeベースを振ったあとではTAKロンはいっそう軽く感じるし。

ともあれまだまだ練習が必要ってことなんだな。


なんでロングキャストにこだわってるのかと言うと、いろんな釣りをカバーできるフライフィッシングの唯一の弱点だと思うから。(いや、僕はそれ以前に弱点だらけなんだけど。)

遠くのライズを指くわえて見てるのはイヤだし、ルアーの人がバック取れないところで(バック取れるところでもだけど)遠投してると羨ましいし、何よりロングキャストはただ単純に気持ちがいい。


西庄進祐さんのキャスティングとか鳥肌たつよね。
必要から生まれた、無骨で想像もつかないスタイル。シビレルわー。

満足できるところまでロングキャストができるようになったら、次は足元のヤマメだな。

投稿者 fumiaki : 23:38 | コメント (2)

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2008年8月5日 Cortland TAK LONG BELLY SPEY LINE


■Cortland TAK LONG BELLY SPEY LINE WF 10/11F

いやー、買っちゃった。TAKロン。

練習用にロングベリーが欲しくて、XLTとTAKロンとGPSですっげー迷ったんだけど、結局TAKロンをチョイス。
お店にあった最後の1個GETしました。

CNDのロッド使ってるんだしGPSがいいかなーなんて思ったんだけど、GPSはインターあるからまぁ、いいや。ってことで。

XLTは100年以上破られなかったアレキサンダー・グラントの記録を塗り替えたラインってことでめちゃめちゃ心動かされたけど、いろいろ情報をあさっているとどうやら風に弱いらしいことがちらほらと。それに発売開始から結構時間たってるし。

で、TAKロンはというと風に負けずティップがぐんぐん伸びていくというではないですか。
心は一気にTAKロンに傾きつつあった。


しかしそれだけだではまだ弱い。一番重要なのはラインウェイトとテーパーだ。
ループ展開が良いということでテーパーはたぶん大丈夫だろうと踏んだのだけど、肝心のラインウェイトがわからない。

以前VISONのシューティングヘッドで痛い目にあってるので、番手より重さをチェックしなければならないことを痛感していたのだ。(当時はね、ロッド加重とかよくわかんなくて、重さがちゃんと表記されているのにもかかわらず番手のみで決めてしまったのだ。ま、最近までよくわからんかったのだけど。)

ところがいくら調べてもヘッド重量がわからない。ショップで聞いてもTAKさんの意向だとかで重量は公開されていないとのこと。
「ま、買っちゃえばわかっちゃうんですけどねー」なんて言っていたが、そりゃそうだ。(一応きちんと調べてくれたので、まぁいいか)

困った。八方塞がり。
しかーし、求めればなんとかなるのである。
SpeyBumというサイトでサイトオーナーの方が自分のTAKロン重量を公開してくれていたのだ。

それによるとヘッド重量63g。
おっ、いいとこじゃん。

僕のロッドは最適負荷はおそらく58gか59g。(CNDサイトによるとね)
75gのヘッドでロッドを折っているので自重して63gならばいいとこじゃないか。

ということでTAKロンに決めた。
あの青色にも惹かれたし。


それでもって家に戻って早速計量。

ところが何度計っても58gしかない。
おーまいがっ!

うーん。困った。というかどうなんだ。個体差か。海外メーカーだし。
製品のバラつきは多少あるものなのか。

1g、2gが気になるラインの世界。
でも、もう買っちゃったしなー。

翌日ロッドに乗せて試し振り。
やっぱ軽いなぁ。こういうもんなのかなー。
手前修理でロッドは曲がりにくくなってるような気もするし。。

いやしかしね。XLTにしろTAKロンにしろ正しいキャストフォーム(って何だ?)じゃないときちんと飛ばせないっていうし。多分自分が未熟なんだろう。

と思うことにして、まずはキャス錬ありきの僕なのでした。


追記

このライン、ティップの展開はとてもよい。噂どうり多少の風でもターンしてくれる。
その意味では買った価値があったかも。

ちょっとね、カットしてSkagit Delux につないでみたいなーなんて欲求がふつふつと湧いてきたりして。。
いかん。いかん。


投稿者 fumiaki : 03:13

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2008年8月4日 尻別川


■斥候兵のごとくポイント調査するKUBOTAさん。頼りになります。


早朝、雪月花廊でKUBOTAさんと合流してTAKAと僕と3人でいざ川へ。

前日の雨で濁りが入っていてなかなかポイントが定まらない。
そんな中、KUBOTAさんが「ちょっと見てくるわ」と軽快に橋を降りて川へ入っていく。

この行動力。たかが5分、10分のこの手間が大事なのですねー。


KUBOTAさん調査で反応のなかったオロウェン尻別川をあきらめ、尻別川の広島橋から入渓。
メジャーポイントではあるけれど、じっくり釣り下るのははじめてかも。

三者三様、それぞれのスタイルで釣りをしていく。
TAKAはカディスで、KUBOTAさんはホッパーでそれぞれグッドフィッシュを引き出してたけど、僕はウェットでボーズ!

うーん。まだまだですな。。

投稿者 fumiaki : 22:56

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2008年8月3日 支笏湖から中里へ


■うーん。いい雨。


夕方5時。支笏湖トンネル付近。
ナイスな感じの雨の中、ニジマス来いやーとロッドを振り続ける。
水温19.7℃。

ロッドは病み上がりというか強制復活を遂げさせられたCND Custom Spey。
とりあえず、いけそうじゃん。

メインロッドの復活に嬉々としつつも結果はボーズ。
午後8時、ロッドを仕舞って、TAKAと待ち合わせている中里の廃校へ向かった。

車中泊のつもりでいたのだけれど、辿り着いた廃校はなにやらすっかり宿泊施設へと様変わりしているようでこの日はここに宿泊することに。

もとは教室?それとも職員室?な感じの食堂へ入るとすでに二人分の食事が用意されていた。
マスターが生ラムを焼いてくれて、TAKAとビールで乾杯。いやーうまいねー。

なにより面白かったのがこの日の寝床。
なんと体育館!



■紅白の壇幕の後ろが畳敷きの就寝スペース。


お風呂も入れて、これで宿泊料金500円とはめちゃめちゃ安い。(食事代別)

ここは喜茂別旧双葉小学校史料館「雪月花廊」といって、小学校をそのまま会員制宿泊施設にしたところらしい。
会員制とはいうものの会員じゃなくても泊まれるようで、実際僕らも会員ではない。


せまい車内でタイイングしなきゃと思ってたのが、TAKAのナイスリサーチによりとても快適に過ごせた。


尻別川を攻めようと考えている方にはオススメです。


■雪月花廊 http://kyufutaba.net/index.html


投稿者 fumiaki : 22:19 | コメント (2)

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2008年8月2日 CNDロッドの復活?


■ブランクが割れてフェルールがとれてしまった。

もうこのロッドは使えんなーなんて思いながら、代わりとなるロッドを求めて市内の中古ショップをまわってみたものの、なんかピンとくるロッドがない。おまけに金もない。

コレを機にやっぱ 「I Spey Ultimate」を。。。
なんて思ったりもするがやっぱりない袖は振れないのだ。


というわけでダメもとで治してみることにした。


■一番負担がかかる場所だけに、どうしたもんだか。


悩みに悩んだ挙句、やっぱ今からダブハンバンブー作ったろかなどと血迷ったことを考えていたら、ふとバンブー作成用に買っておいたメタルフェルールを思い出した。

引っ張り出して破損部分にあわせてみると、なんかいけそう。

なるほど。ブランクの塗装を削り落としてフェルールをエポキシで接着してこのフェルールを被せればなんとかなるかもしれない。


で、何とかしてみた。



あとは試投だな。うーん、神様。。(こんなときだけ)

投稿者 fumiaki : 21:49