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'07年12月16日(日) 番外編・ワカサギ~諏訪湖
ストリーマーだけじゃなく、ドライまでワカサギ?
…っと思ったのがワカサギ釣りのきっかけ。
● 餌と仕掛け、竿は「手バネ竿」、オレンジの洗濯ばさみみたいのは竿台
湖の釣りもぼちぼちやってみようかと思い始めてからというもの、とても気になる「ワカサギ」という魚。
「リアルなワカサギ」なんて云われても、元をよく知らないんだからしょうがないのだ。
御母衣湖で立ち込んでいた僕の周りを泳いでいたチカのような魚、あれだ。
気になりだしてから新聞の釣り欄を見たら、東海・中部地方では諏訪湖(←東海じゃないだろ?)がダントツの釣果で、時期によっては何と1,000匹以上釣れている。
そんなにたくさん見たくないけど…
僕のフライの何年分の釣果だろう?いや、何10年分?
去年住んでた岐阜市近くのダムでもワカサギは釣れるし、実は今の自宅近くにもワカサギ釣り場はある。しかし、どうもやる気にならないんだよね。あんな所で?って思っちゃう。
それに、諏訪湖とは釣れる桁が違うので(ほんとに「桁」が違うのだ)素人の僕では気持ちよく釣れることはまずなさそうな雰囲気なのだ。(2桁から数百!匹程度)
釣れないのはフライだけで十分だ…
そんなこんなで、去年の渓流オフに初めて行った。
アップしようとしたらもう1年経っちゃったので去年の初釣行ネタはボツにするが、人生初釣りで、嫁さんと2人で200~300匹くらい釣れた。
最初のうちは美味しく楽しく食べたが、そのうち食べても食べても一向に減らず、最後は拷問のような状態で食べざるをえなくなった。
しかしまあ、1年に1度くらいはたくさん釣れてもいいかな~とも思う。(←フライでたくさん釣れよ!)
今回は嫁さん欠席で1人だが、キープ数を抑えたいからまあいいか。
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さてさて、前夜は初のネットカフェ泊、寝れんかった…
時間の関係で、早めに宿?を出てワカサギドーム船をやっている民宿みなとへ行く。
コンビニで時間調整してたら、のんびりし過ぎた…6時過ぎに到着すると、既に受付は行列だ。
0630ころ、「1人だけなら乗れるよ」って云われて乗船。僕予約ちゃんとしてたんですけど…
まだ暗い中、1人席に案内されると、隣りに座っていたベテランらしき人の桶には、客の乗船が完了する前から既に多数のワカサギが!
おお~!こんな人たちが4桁の大台を釣るんかね~?
って感心しながら、よっこらしょっと座ろうとしてる最中にも隣じゃバリバリ釣る。すげー。
船が動き出したのでみんな一旦竿を上げ、湖の中程まで移動して、いよいよ本番開始。
…ところが、みんなアタリがない。
気の早い人は「さっきの方が釣れんじゃねーのか」って大声で文句行って船頭さんが困ってるじゃないの…
管釣りのひょうたん池より反応いいと思うけどなあ。
さあ、僕もやってみよう。久々に見たワカサギ用の餌。
餌の「べにさし」を今調べたら「人工飼料で養殖された、イエバエのウジを食紅で染めた」云々~って、うげ…
僕がフライをやるのって、キモイ餌なんかを扱うのが苦手ってのもあったな、そう云えば…
船頭さんは、食いが悪くなったら餌を一部切って中のエキスが出るようにするといい、って…
それにしても餌持ちがいいね。皮が結構丈夫で、自然の物ってのは良くできてると感心する。
白い横長の魚入れ(中は網の二重構造で水切りをしやすい)はベテランの標準装備らしい。
クーラーボックスに座るより、床に直接座る方が手返しがよい気がする。
竿を2本用意して、一本巻いてるうちに他の一本掛もかっちゃうんだよね。
とっても忙しそう。
群れがきてるとみんな釣れるが、過ぎ去ってしまうとさーっぱりなので、群れがきた時のわずかな時間でいかにして手返し良く釣るかが重要なのだ。
● 中はこんな感じ
ドーム船って、筏の上にビニールハウス建てたようなもの。筏の下はドラム缶とかだし。エンジン付いてるけど。
竿台の上にのってるのは電動リール、グリップに電動リールが内蔵されている。
自作できそうだけど結構めんどくさそう。
5匹なんて、フライじゃ1日分の釣果の時だってあるのに…
コレを参考にしようと思ったけど、あんまり参考にならなさそう…
乗船受付で借りる竿は「手バネ竿」。
竹ヒゴ程度の細さのバットとティップで、グリップに結びつけた糸を引っかけるところがある。
糸が切れることはまず無いが、もし切れても道糸でも3X程度なので、いつもろくに出番がない糸をちょっと使ってあげられる。
まず使うことはないが、フライフィッシャーなら3Xの先につける5~6Xと、ハリス用に8~9Xがあれば糸はまず問題ない。
釣具屋に売ってる枝針仕掛けなんて、こんな釣りでもなきゃ買うことはない。
仕掛けは一番下に重り、その上に5本くらい枝針が付いている。
で、釣り方なんだけど、タナは底なので仕掛けの一番下にある重りを着底させ、上下に揺らして誘いを入れて食わす。
ドーム船は一度固定されると動かないのでタナは変わらない。
なので、タナを最初にとったら糸巻き部分で輪ゴムを余分な糸にかませば自動タナとりシステムなのだ。
ああ~、タオル忘れた~!
ウェットティッシュも欲しいなあ。
糸を垂らすのは隙間だけど、この写真で見るほど狭くはない。釣りをするには十分なスペースがある。
天気が良いと気分も良い。
あわよくば船を下りてからライズを探して、陸っぱりでワカサギをミッジングで狙えないかとフライ道具も持ってきていたが、この風じゃライズもないわな。
● ドーム船内の様子。ほんとにただのビニールハウス
寒くて外でやる気にならんなあ。
一部の石油ストーブには薬缶がのってるので、カップラーメンやコーヒー、スープなど持ってくれば良さそう。補充用の水もあるし。
諏訪湖を初めて見た時は「えらい開発されててイマイチだな~」と思ったけど、冬の景色は全然違うね。
僕はフライ以外の釣りはまずやらないので、たまに違う釣りしてみるとそれだけで参考になることもあるね。
よくニジマスの「群れ」とか「回遊」って言葉を聞くけど、ワカサギだとすごくわかりやすいのだ。
船のどっちかの端から反対側に向かってみんな順番に釣れ出したりとか、逆に一瞬真ん中付近だけが釣れて、両端は全然アタリすらなかったり。
肝心のワカサギの観察があまりできなかったのはどうかと思うが、今回は適度に持ち帰って良かったな。
唐揚げ粉につけて、さっと揚げて美味しくいただきました。
ご馳走さ~ん!
あるといいもの
・タオル(ウェットティッシュ)
・座布団
・餌入れケース、ヨーグルトの空きカップで十分(写真で餌を入れてたヤツ)
・お湯を入れて作る飲み物、カップラーメン
注意点
・丸ごと唐揚げにすると、でかすぎるワカサギは食べる時気持ち悪いから
大物はあえてキープしない方がベターかも。
投稿者 masaki : 2007年12月23日 22:22
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