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f-bobo blog

8月5日 渚滑川 DAY1

3ヶ月前の話で失礼。
しばらくこんなのが続くかも。

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(C)Google Map

堀株川を一緒に釣りしたクボタさんが、渚滑川で大爆釣だったという話をTAKAから聞いた。釣り始めて30分で、40クラスを5尾も上げたそうだ。
しかもそれだけにとどまらず、朝から昼までの釣行で釣果は二ケタ、バラシも二ケタ、30から45cmまでを釣りまくったそうだ。

なんてことだ。とんでもなくうらやましいぞ。
そんな話を聞いちゃったら、さすがに渚滑への思いがうずうず慕る。

「だけどなー、渚滑は遠いし、ガソリン値上がりしたし。。」

無為に悩んで日にちを重ねるごとに、渚滑川の水温は否応なく上昇していき、魚もどんどんスレていく。
そう。これは時間が経てば経つほど状況はキビシくなるという大問題を孕んでるのだ。
僕はスレた魚なんて大っキライである。

「んー。やっぱ、今行っとかなかきゃ好機を逃すやもしれん。。ショコツウェイカーとかスティミュレーターで、デカいニジマスを釣ってみたいぞ。そして一気に尺越え、いやいや40オーバーを狙うのだ。」

かくして僕の計画は(カミさんには)極秘裡に進んでいった。

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前日、仕事を早々に片付けタイイングに精を出す。スティミにデカデカヒゲナガ、ショコツウェイカー。
普段なら使うことのない大型ドライフライを必死に巻き上げる。
そしてさらにいざという時の保険とばかりにホッパーやらセデューサやらのコマーシャルフライも購入。
フライ買ったのなんて久しぶりだ。

気になるのは天気だが、予報では「小雨がパラつくかもしれないが、もし降っても朝には晴れる。」
僕にはそう聞こえた。


ナビをとりあえず滝上町役場に設定する。
目的地まで下道で240km。所要時間8時間。・・ってウソこけ。そんなにかかるワケないじゃん。

僕のプランでは旭川まで3時間、そこから残りを2時間で。と、所要5時間を想定。

で、午前0時48分、札幌を出発。

道は空いてて、なかなかいいペースで進んでく。
予定より1時間ほど早く旭川を通過。
通常、旭川からは上川経由で向かうのだろうが、ウチのナビはなぜか岩尾内ダム経由を表示している。なのでこっから先は山道となる。

空が白みはじめ、滝上町も近くなってきたころ、景色もなんだか「まんが日本昔ばなし」みたいな里山ちっくになってきた。
北海道にもこんなミニチュアみたいな風景があるんだなー。
なんて思ってたら、鹿が出た。まだ小鹿のようだ。
野生の鹿なんてはじめて見るぞ。しかし、どうみてもこいつ、畑食い荒らしてるな。
そんなところフラフラしてたら、鹿肉缶詰にされちゃうぞ。

次にでたのはキツネ。キツネはめずらしくもない。

さて次に出てくるのは何だ?クマか?
クマ上等。来るなら来いヤぁ。こっちはクルマだから平気だもん。

なんて思ってると、茶色く濁った川が出てきた。。。うそ。。マジでか?


通過した川を見すぎて首を持ってかれそうだったが、運転中なので前見なきゃ。
しかし、何だ?あの色は。
まあ、落ち着け。あれは渚滑川ではない。違う川だ。

しかし気になる。雨が降ったか?でも路面は乾いてるぞ。安心しろ。なら大丈夫だ。降ってたとしても大した雨じゃない。
それに渇水気味のこの季節、もしかしたら恵みの雨かもしれんぞ。渚滑川は大っきいから大丈夫。
なんて意味不明な自分へのいたわりを見せつつもちょっと緊張気味である。

しばらくするとまた川が。

「。。。」

あの川で釣りするワケじゃない。。


川を越えるたび、なんか不安がどんどん大きくなっていく。
おねがひー。

午前4時45分、渚滑川にかかる滝上町三条橋到着。
札幌から4時間で着いた。
なんだ以外と近いじゃないか。

でも。

橋から川を見下ろすと正真正銘の濁流。普段はどんなか知らないが、間違いなく増水してる。
コーヒー牛乳みたいなのがすごい勢いで流れてる。


f20060805_2.jpg
■ここまできてこんなだなんて。。


あーなんだか力が抜ける。
せっかくここまできたのに。僕が何したってゆーわけ?

スティミュレーターをキャストすると同時に、ロッドが大きく弧を描く。なんて妄想を頭の中で目一杯膨らませてたのに。ロッドを伝わる振動すらイメージできてたのに。
現実は無情である。

まー、いつまでもうだうだしたって始まらない。
選択肢は3つ。

1.濁りが取れるまで待つ。
2.違う川を釣る。
3.濁流を釣る。


ここが札幌の近場なら、迷わず1か2である。
しかし片道4時間もかけて、しかもかなり悩んだ挙句下した渚滑釣行の決断である。

このまま指をくわえて見ているわけにはいかない。
こういう状況下で魚はどういう状態でいるのかまったくわかわないが、魚がいないわけではないだろう。
何事も経験である。釣るしかあるまい。

腹が決まると、迷いはない。
...なんてことはない。

まったく人生とは決断の連続だ。

次はどうやって釣るか考える。
どう考えたって、ドライはムリだ。見えるわけない。
ならばニンフかウェットだろう。
濁りに負けない目立つやつ。
ビーズヘッドか、派手な色のウェット。。
そんな感じかな。。


役場の駐車場に車をおいて、役場裏の川に入渓。
6番ロッドにタイプ3のシンクティップ、オレンジのスペイフライに、タングステンのシンカー、そして先端はビーズヘッドヘアズイヤーをセット。

いざ川へ入ろうとするものの、底の見えない川ほど恐いものはない。
恐る恐る川底の感触と深さ、流れの強さを確かめながら川へ入る。

水温は15度。ハッチなし。日差しはどんどん強くなっていく。


そして、、まったく反応なし。


しょうがないか。
結局小1時間釣ったらなんだかアホらしくなってきた。

とりあえずこれは濁りが取れるまで待とう。
イブニングにはきれいな川に戻っていることを祈りつつ、一旦クルマに戻る。

さて、どうしようか。とりあえず、クボタさんの釣行記録によればここより下流の鎮橋と大雄橋の間がポイントのよう。
ならばと、ちょっと偵察することにした。

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鎮橋到着。
谷底深いところを渚滑川が流れている。渓谷を流れる川って感じ。
もちろん川は濁流。どうすることもできない。

さてどうしよう。とりあえず濁りの川を釣る方法をしらべなきゃ。

と、たくさん持参したフライ雑誌に目を通す。
するとあった。
里見栄正さんがQ&Aに答えてるやつで、夏の川の増水時、濁りが入っているときはどうしたらいいですかという質問。まさにどんぴしゃ。僕も答えを知りたーい。

で、里見さん曰く、
「濁りが入っているときは、ビーズヘッドや黒いニンフが効きます。川底がうっすら見えるぐらいの濁りでしたらドライでもいけるでしょう。」

だって。
うーん、さすが里美さん。受け答えもじぇんとるめん。

なるほど、ドライはムリでも黒いニンフとビーズヘッドね。

よしよし、黒いニンフはないが、ビーズヘッドならあるぞ。
戦法が決まればあとは釣るのみ。とりあえず寝よう。
と、ビールをかっくらって一眠り。

午後3時。
あまりの暑さに目が覚める。
眠いけど、もう寝てられない。

問題は川だ。もう濁りとれてるだろーか?
とりあえず上流からきれいになるだろうし、もっかい見に行こう。
と役場裏を目指す。

しかしそんな簡単に濁りが取れるわけでもなく、状況は朝とまったく変わっていない。
ま、でもやるしかないね。

再度役場裏に入渓し、今度はどんどん上流へと遡行する。
どんどんといっても川底が見えないからおっかなびっくり進んでるので、やたら時間がかかるんだけど。

ある程度上ったところから釣り開始。ビーズヘッドとパールダンで濁りに挑む。
水温は18.5度。朝より3.5度上がってる。
濁流で一見、どこも同じように見えるが、よーく見ると底石がからんでそうなところとかがわかる。
河畔木の下や瀬、川底に変化がありそうなところをひとつひとつしらみつぶしに探っていく。

しばらくたって流れのキツイところの脇にフライを流すとあたりがあった。
やった。
アタった感じは大物ではなさそうだ。が、ラインを手繰り寄せているとき魚がジャンプ。
そしてフックがはずれた。がーん。

ショックでかい。でかすぎる。
逃した魚は20cmぐらいだったろうか。

いそいでラインを手繰り、もっかいキャスト。しかしその後反応はなかった。

もー、ため息しかでない。

しかし、態勢を立て直さなければ。
いまのやつどっちくってたのか見えなかった。んー、一体どっちだ。
濁りに効くフライはほかにもあるのか?

困った時はケータイを取り出し、弟に電話をかける。
「濁りの時ってどうすればいい?」
「あー、黒いニンフとかビーズヘッドが効くんじゃないの?」
「あ、そう。ありがとね。」

弟に聞いても同じ答えしか返ってこん。やっぱり濁りのときはこれしかないのか。。

その後、延々フライを流してはリトリーブ。
結局4時間近く粘ったもののアタリは取り逃がした1尾のみ。

明日こそ。。と竿を納めたのであった。

釣りが終わると今度はキャンプの準備。
滝上町には無料のキャンプ場があるらしいので、とりあえずそこに向かう。
町中からクルマで5分ほどにある町営の(無料!)キャンプ場。
ちゃんとトイレもあるし炊事場もある。これがタダとは太っ腹だねー。

暗い中、テントを張って晩飯準備。
といっても味噌汁とコンビニ弁当だけど。。
一人キャンプだと、どうも料理をする気にはならないね。

腹を満たしたらさっそく明日に備えてタイイングである。


f20060805_3.jpg
■せまいテントでタイイング。でもちょっと楽しかったりして。


しかし何を巻こうか。
きっと明日には濁りもとれるに違いない。
ならばここはやっぱ大型ドライで勝負。

この時点で明日も濁ってるかも知れないなんて微塵も考えてないのである。

そしてせっせとショコツウェイカーとスティミュレーターを巻き上げ、
道東の夜は更けていくのであった。


つづく。

投稿者 fumiaki : 2006年11月10日 22:43

コメント

▼投稿者 ひどん : 2006年11月11日 09:06

こんにちは。
私も備前さんのブログを見て衝撃を受けたひとりです。
一反もめんモドキを巻いてありますが、さすがに実戦投入には勇気が要りますね。

渚滑川、ここ何年も行っていません。
かなりの暴れ川です。

http://www.river.go.jp/
で、各河川の水位を調べられます。
遠征前には調べておくといいです。
(濁りまでは調べられませんが)

滝上町付近です。
http://www.river.go.jp/jsp/anotherFrame/GraphD13.jsp?location=812333700001&interval=60

▼投稿者 fumiaki : 2006年11月11日 14:36

ひどんさん、こんにちは。
お久しぶりです。

こんな便利なシステムがあるんですね。
しりませんでした。
これからの釣行に役立ちそうです。
ありがとうございます。

備前さんのブログ面白いですよね。
ロックな感じ(レゲエなのかも知れないけど・・)で綴られる、テンポの良い文章が
僕的にとてもツボにはまってます。
(関西弁がかわいいのかも)

フライ見てるとため息でますね。キレイで。

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