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6月4日 尻別川


■尻別川と喜茂別川の出合い。手前右下から流れているのが尻別川。奥の右から左に流れているのが喜茂別川。


前日の釣行で僕的メインの釣り場をまわってしまったので、この日はどこにいくか決めかねていた。
以前にいい釣りができた時のことを思い出そうとするが、釣れることの方が珍しいので行き先は限られてくる。
そんな中でなんとなく頭に浮かんだのが、古平川と美国川、それに余市川だった。

なぜか無性にウェットでニジマスが釣りたかったので(たぶん前の晩にみた杉坂隆久さんのDVDのせいだと思うが)、これらの川はサイズ的にもウェットにちょうどいい。

問題はこれらの川にニジマスがいるかどうか、そして雪代、、である。

まずニジマスがいるかどうかであるが、昨年末購入しておいた「北海道の渓流釣り ここなら釣れる!(中西出版/山谷正 著)」で調べると、これらの川の対象魚にニジマスの名前はなかった。
記憶を辿っても釣ったことがるのはヤマメとサケである。
そして第二の問題、雪代だが、平野部の札幌でもまだまだかなり雪代である。
どちらかというと北向きで、しかも山のふもとのこれらの川だと雪代はさらにすごいことになってるはずだ。

となると積丹方面はまだ早いかもしれない。という結論に至った。

とりあえずリーダーも買わなきゃいけないし、ドリーバーデンに行ってリーダー買って、釣り場情報を仕入れようとぼちぼち出発したのであった。

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ドリーバーデンに着いたのはいいが、午前10時をまわっているというのにまだ開店していない。
これは困った。リーダー買えないじゃん。
そういえばここの営業時間、把握してなかった。。
この前も買物にいったら定休日だったし。
(↑:ドリーバーデン営業時間 11:30~20:00 木曜定休)

しょうがないので、通りを一本戻ったところのフライショップカワセミへと向かう。

こちらはすでに営業していて、とりあえずリーダーを物色。
以前弟に聞いていたMAXIMAを探してみるが、見当たらない。ドリーバーデンにはあったけなあ。

ウェットやりたいし、ここはやっぱフロロ、、でも高い、、なんて一人でぶつくさやってると
店主の人が「これから行くんですか?」と話しかけてきた。
これはチャーンス。
「まだ行き先は決めてないです、どっかいいとこないですか?」と僕。

すると、支笏湖が昨日からセミフライでブラウンがあがってるらしいと教えてくれた。
そういえば昨日は瑞穂ダムでもセミが鳴いてたっけ。
今日も天気がよさそうだから1日通して釣りになるんじゃないかだって。
そしてもう一つ、喜茂別川と尻別川がもう釣りになるようだとも教えてくれた。
尻別川は昨日行ったばかり。たしかに釣りにはなるけどそれでも結構な増水だったしなー。

情報へのお礼も兼ねてリーダー3つと放出品のバグズアイを購入。
セミフライはまだつくってないし、やっぱりウェットでニジマスを釣りたい。尻別川ならニジマスいるし。
本流がだめなら支流のカシプ二川偵察も悪くないかなと尻別川へ向かうことにした。

僕は尻別川は上流しか釣ったことがない。以前一度だけ喜茂別川と尻別川の出会いを目指して釣りにいったことがあったが、どこをどう間違えたのか、このとき辿り着いたのはそこからずっと下流の方だった。
広い川で、どこを釣ったらいいかぜんぜんわかんなくて途方にくれた記憶がある。
結局この時は小一時間投げてみただけで上がってしまった。
今回はカーナビもついてるし、ちゃんと辿りつけるだろう。

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■喜茂別川と尻別川の出合いの尻別川側。流れはかなりきつい。


午後12時をまわった頃、現場到着。ここらへんは初めてなのでとりあえず偵察開始。
出合いの上流は川幅のせいもあってかなり流れはきつい。ウェットなら雪代も狙えるとしてもちょっときびしい。
やっぱり出合いのあたりを狙おうと準備をして入渓する。
橋の下からは多少流れはきついが、釣りになりそうなポイントをみつけた。幸い他に釣り人はいない。
目立ったハッチもなくて、カゲロウをたまに見かけるぐらい。



■出合い直前の尻別川。流れの真ん中は流れがかなりきつく、左端はゆるやか。かなり大きめの底石が点在する。


ヒラタっぽいパールダンをリードフライに、そしてオレンジのハックルにピーコッククイルウィングのスペイっぽいオリジナルウェットフライをドロッパーに結ぶ。
ラインは7番9mフローティングのシューティングヘッドの先にtype3のシンキングライン1.5mをループtoループで接続した自家製シンクティップ。
そしてサーモン用の0xリーダーを11ft、それに3xのティペットを30cm、リーダーとティペットの接続部にはタングステンの粘土シンカーを巻きつけてある。

この粘土シンカー、思ったよりもかなり重く、こいつをつけるとキャストがなかなかむずかしい。ロッドの振りからかなり遅れてフライが飛んでいく。これにはループをかなりワイドにして対応。湖みたいに飛距離が必要ないのでなんとかキャスティングできた。



■リードフライにパールダン12番(上)。ドロッパーにクイーン・オブ・ザ・ウォータースみたいなフライ、10番(下)。


橋の下から投げ始め、一投ごとに川下へ移動する。
きつい流れの中よりも流速の落ちる脇に魚がついてそうなので、流れの真ん中あたりにキャストしてフライを流し、岸際近くでスイング終了、そこからライン回収を兼ねてリトリーブをする。

橋の下から15mほどを釣りながら移動すると、喜茂別川との出合いに向かって川幅が広くなっている。その広くなったあたりから流れが少し弱くなり、大きな底石がたくさん水中に転がっているのが見えた。

スイングの最終地点をその底石の列に合わせキャストする。するとリトリーブ中に根掛かりのような手応えが。
しまった、底石釣ったかと思った次の瞬間、ロッドの先が小刻みに振動する。
やった。アタリだ。
手元に余ったラインを急いで巻き取り、ラインが緩まないようロッドを立てる。
なんとも心地よい手応え。
魚は右へ左へ逃げようとするがそれにロッドをあわせながらリールを少しずつ巻いていく。
距離が詰まったところでネットをジャキーンと伸ばし、ランディング。
、、虫とり以外でランディングネット使ったのは初めてだ。。

手応えからしてウグイでないのは明らか。ネットに収まったやつを見る前に安全な岸へと移動し、ようやくご対面。ネットにはリードフライのパールダンをがっちりくわえたアメマスが入っていた。



■アメマス21cm。

いやーやった。久しぶりのまともな魚。しかもウェットで釣ることができた。感慨も一潮である。
記念撮影してメジャーでサイズをはかると21cm。小さくても僕には大きな1尾である。
めちゃめちゃ興奮してたので、ストマックを調べるのをすっかり忘れてしまった。。

ある程度のポイントの読みと状況に合わせたタックル、そしてフライ。いろんな要素がマッチした結果がこの魚に繋がった。フライやっててもっとも面白いシチュエーションである。

まだ同じ流れに魚はいそうなので、もう一度底石の列を狙ってキャスト。
すると一発で魚が出た。

今度のアタリはさっきとは違う。フライを引っ手繰るように喰った。
ロッドを立てつつ急いでラインを巻き取る間に魚はジャンプ。なんと元気のいいやつ。
魚は何度もジャンプしながらこちらへ寄ってくる。やばい。
うわ、バカ、こっちに来んなーと一人で叫びながら、バレないようティップを下げ、川上へ向けてロッドを倒す。
ジャンプしながら僕に詰め寄ってきた魚は、とうとう目の前のブッシュに突っ込んでしまった。
ひえー、やばい。
ラインを巻き取りながらランディングネットを用意する。
しかしこの魚、ブッシュの根に潜ったと思ったら、なんとブッシュの上に座礁してた。ジャンプしすぎるからだよ。。

かくしてうれしい2尾目は大本命のニジマスだった。
サイズは21cm。さっきのアメマスとまったく同じサイズなのがちょっと気に入らないが、それでもうれしい。
ドロッパーのオレンジハックルのパターンをがっちり食ってる。やったね。


■ニジマス21cm。



■ドロッパーをがっちり食ってる。


今度は忘れずにちゃんとストマックをチェック。いろいろ喰ってるなー。
喰ったばかりのカワゲラのアダルト2匹に、カワゲラのニンフとヒラタのニンフ、アカマダラのニンフ。そしてもっとも多くみられたのがピューパだった。比較的流れの弱いとことはいえ、それでも結構な流速があるこの場所で、よくこれだけエサ喰ってんなーと感心。ピューパもアダルトもかなりのスピードで流れてくるはずだ。

釣ったニジマスをリリースし、さてもういっちょ、と思ったところで突然背後でバシャッとライズの音が。
振り返ってみると岸際の緩やかな流れに波紋が広がってる。
うおー!こんなところに!
なんと僕が立ってる場所から2mも離れてないところで魚がライズしてるのである。
音と波紋のサイズからするとまだ小さいやつなんだろうが、これはドライに出るということだ。



■写真左側の緩い流れでライズが。


シューティングヘッドからシンキングのティップを急いで外し、6xリーダーをつけなおし、
ティペットなしで小カゲロウパターンを結んでキャスト。焦って投げたので流れから逸れる。

一呼吸して次は慎重にねらってキャストする。
緩い流れにフライが乗っかり、ナチュラルに流れていく。
するとバシャと魚がでた。しかしフッキングしない。
なんだ、喰い方へたくそだなー。かなりのチビのようだ。気を取り直してもう1度。
するとまたアタックしてくるが、フッキングしない。
んー、あわせが遅いのかなー。3度フライにでたあとは、喰いに出てこなくなる。見切られちゃった?
ならばと次はスルーウィングクロカワアダルトにフライを替え、キャスト。フライを替えるとまたアタックしてきたが、フックできず。そのうちこのフライにもでなくなり、またフライを替える。
サイズダウンしてフローティングニンフを投げる。するとまた出てくるがフックしない。こりゃ何にでも出るな。
しかしこのサイズでもフックしないとなると困ったなー。ま、チビっぽいし、いいや。とドライをあきらめ、またシンクティップに戻しウェットをキャストした。


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その後徐々に流れの中央へと、流すラインを少しずつ変えながらキャスト。
2度フックさせるも2尾ともバラシテしまった。残念。


一旦、手を休め、他の場所も見てみる。
出合いのすぐ下なんかも釣れそうな感じではあったが、何も反応はない。
下流へどんどん下って行くと、川幅が広くて流れが緩やかになってるとこなんかもあったが、水に入るとめちゃめちゃ流れが重くて体が持っていかれそうになる。
もっと暖かくなればドライで狙うにはいいかも。



■流れの縁にひっかかってた木を拾い上げると、びっしりとカクスイの巣がついていた。中身入り。


イブニングも近くなった頃、最初に釣れたポイントへと戻り、再度ウェットで挑戦。
ヒットするが、またもやバラシテしまう。なんでかなー。

昼間に惨敗したドライに変更し、チビ狙い。
すると出た。



■ドライに出たチビアメ。

こんなのが2尾釣れたところで納竿。

久しぶりにいい釣りできた。
ウェットにどんどんハマっていきそうである。

投稿者 fumiaki : 2006年06月16日 14:11

コメント

▼投稿者 masaki : 2006年06月17日 10:24

ついにやったね、おめでとう!
ウェットで釣れるまで長かったからねえ。

沈めると魚のタナの違いがわかって面白い。
イワナが底にいてニジが上に居るってイメージの通りのフライを食ってる。

にしても、本州のイワナと同じくらいの大きさなのに、模様はやっぱりアメマスなんやね。

ニジも体高があって顔小さくて、将来大きくなりそう。

▼投稿者 fumiaki : 2006年06月18日 01:25

いやいや、ありがとう。

でもねー、ウェット今年からだから、3ヶ月で結果が出た。オレにしてはかなり早かったよ。

あとはストリーマーでねー、釣れればねー。
湖でのニンフィングもやってみたいんだけどさ、流れないじゃん?だから、ニンフ投げた後どうしたらいいのかよくわかんないんだよねー。
なんか知ってる?

▼投稿者 masaki : 2006年06月18日 12:33

湖のニンフね、
引っぱるか、待つかのどっちかしかないけど、
長く引いたり
短めにちょんちょん引いたりで、
リアルなパターンだと
ほっといて待って、糸ふけでたらたまに引いてまた待つ
ってことになるらしいよ。

夢枕莫が北極イワナを釣りに行った番組で、スピニングタックルのルアーの後ろにティペット少しとニンフ付けて投げてたよ。それでもニンフを食うらしいからね。

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