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4月29日 杉坂隆久 スペイキャスティングクリニック in 支笏湖


■参加者に説明中の杉坂さん

さて、待ちに待ったキャスティングスクール当日。
これまでのうだうだした肌寒い天気がウソのように晴れ上がり、気温も上々。
会場の支笏湖モーラップキャンプ場までは、車で約1時間。
気分よく1時間前に家を出たら、道がめちゃめちゃ混んでるし。

連休初日だったのすっかり忘れてた。

結局10時20分現場到着。スクールはもう始まっていた。
湖を背にした杉坂さんを、参加者がぐるりと取り囲み、なにやら座学の真っ最中。
知ってる人なんて誰もいなそーだし、おまけに遅刻してるので、ちょっと気まずいなーなんて思いながら輪に向かうと、ドリーバーデンの下山さんが満面の笑みで迎えてくれた。

輪の中心で話す杉坂さんは当たり前だが画面で見るのとおんなじだった。
いつものオーバルのサングラスに大きいダミ声で、北海道の湖のことや、湖での釣りについていろいろと話している。

何を話していたか記憶をたどると、、

・北海道ぐらい鱒族が釣れるところは世界ヒロシと言えども、なかなかない。
・北海道にいながら阿寒湖方面に行かないのはかなりもったいない!
・湖の釣りは暗いうちに狙え!
・なぜならフィッシュイーターは日が高いうちは自分の存在をベイトフィッシュに感ずかれてエサになかなかちかづけない。だから闇にまぎれてエサを襲うのだ。
・日が出てても、波があったり、雨がふったりしてればフィッシュイーターが捕食行動をとることもある。(エサに感ずかれにくいから)
・湖の釣りは朝4時なら寝坊。午前2時には釣りを始めるべし。
・カケアガリの外までキャストすべし。(シャローにはフィッシュイーターはなかなか入ってこないから)
・なのでシャローにいくらキャストしても釣れる確立は低い。

というようなことを言っていた。

なるほど。勉強になるなー。
そりゃ真昼間の洞爺湖で、しかも岸際で延々キャストしたって釣れるわけないわ。

座学のあとはいよいよ本題のスペイキャスティング講義。
杉坂さんがTSRのスペイロッドを手にしてラインを軽く手前に引き寄せたかと思うと、次の瞬間、スルスルスルーっと弾かれたようにラインが飛んでいく。
ホントちょっと投げただけで20m。
フォルスキャストなしでラインがあんなに飛んでくなんて、ウソみたい。
恐るべしスペイキャスティング。

講義は実演を交えながら、スペイキャストの歴史からはじまり、
フォームの解説からタックルのバリエーションまでと話が展開していった。

自分用に大事なことをまとめておくと、、

・まず大事なのは水面上にラインを一直線に伸ばすこと。
・で、このために必要なのがロールキャスト。
・ロールキャスト後はロッドティップを水面近くまで下ろすこと。
・この水面近くからスペイキャストは始まる。
・左手はロッドのグリップエンド持って鳩尾近くからあまり動かさないようにし、
・右手を動かしてロッドを操作する。
・右足前、右足重心の状態からまずリフト(ロッドを上げてラインを水面から引き剥がす)
・そんでスウィ-プ。ロッドティップの高さはそのままに、斜め後ろまでロッドを移動(このとき重心は左足に移る)
・ラインが引っ張られアンカーがうたさり、Dループをつくる
・アンカーを打つ位置はロッド一本分自分の斜め前方
・斜め後ろにロッドを構えた状態(ロンチポジション)からそのまま両腕を少し上方向に上げ、その状態からロッドティップの高さを一定に保ちつつ、左足から右足へ重心を移動しながらシュート。

と、いうことである。
(文章だけ見たってわかんないよね。)

いやいや、すばらしい。
杉坂さんの解説と実演だと、なんか僕にもできそうなんて思っちゃったりするのだが、
見るのとやるのは大違い。あとで泣きべそかくはめになるのであった。



■参加者に指導中の杉坂さん。右手前・赤青のチョッキ。杉坂さんがキャストすると、弾かれたようにフライラインが飛んでいく。


実演と講義終了後はいよいよ演習。
ほとんどの人がロッド持参の中、僕はここぞとばかりに杉坂プロデュースのTSRのDSPロッドを貸してもらう。

はじめてのダブルハンドは当たり前だけど、でかい。
でも、長い分だけちょっとの振りでラインが遠くまで飛んでくのには改めてびっくり。

右隣のおにーさんが言うにはこれはロッドの出来がかなりいいから飛ぶのだそうだ。


とりあえず、杉坂さんが言っていたことを反芻しつつ、キャストしてみるが、これがまったくできない。
というか、一番最初にラインを一直線にするためのロールキャストができない。
ピーンチ。

いままでかなりてきとーな感じでキャスティングしてたもんだから正しいロールキャストなんてやったことないし、頭で考えれば考えるほどこんがらがってくる。いやー、まいった。

杉坂さんが僕のところまで廻ってくるには、もう少しかかりそうだし、困ったなーなんて、水面をバシャバシャたたいていると、左隣にいて僕を見かねた下山さんが手ほどきをしてくれた。
この下山さん、一回お店に行っただけなのに、僕のこと覚えてくれていて、しかも手取り足取りていねいに教えてくれる。いい人だなー。

が、理屈はわかるんだけど、ひとつひとつフォームを意識すると、どこでタイミングを取ればいいのかわかんない。

僕的にはやっぱりこーゆーもんは数繰り返して、体で覚えるしかないモードに入っていった。

しばらくたって杉坂さん登場。
僕の振っていたロッドを見るなり、「そりゃー競技用のラインがついてるから無理だよ。投げづらいでしょ。」だって。
そーなの?そんなのわかんないよ。とりあえず一番デカいロッドを借りてきたんだけど、、、。
僕が借りたTSRは15ft。ロングベリーのぶっといスペイラインがついていた。

杉坂さんは「ちょっとそっちのロッド貸して」と左隣でいい調子でキャストしていたおにーさんから、14ftのロッドを取り上げ、僕に渡してくれた。
「こっち使ってごらん。さっきよりは投げやすいよ。」

しかーし、キャストがヘタクソなのはロッドのせいじゃなくて、僕のせい。
ロッド変えても、じたばたしてる僕に、「まず、左手が一緒になって動いてるから、それを動かさないように、胸元の服をつかんでごらん」と教えてくれる。で、「ロッドは水面まで倒して」「ティップの高さを変えないように」と、あれやこれやと自分で振ってみせてくれたりしながら、丁寧に教えてくれた。
おー、いい人だあ。


そんなこんなであっという間に午後一時。昼食タイム。
持参したカップラーメン食べるのにバーナーでお湯をわかしてると、
杉坂さんが近くに。

いつも使ってるタックルバッグにサインをねだると「え、これに書いちゃっていいの?」と気遣いつつも快く書いてくれた。そしてちょっと雑談。
「普段、どこに釣りに行ってるの?」
「札幌周辺の川とか支笏湖とかです。」
「ほー、そうなんだ。昨日行ったところなんだけど、なんてったけな、千歳からこう行ったところの、あっ、瑞穂ダム。凄い風強かったから、釣りじゃなくてキャス練やってたんだけど、そしたらさぁ、40cmぐらいのアメマス釣れちゃってさー。ふんへへへへ。あそこいいよ。今度行ってごらん。絶対釣れるよ。」

と、あれこれポイント解説も含めて教えてくれたのでした。ほんといい人だあ。

昼食後、午後2時までのスクールを3時まで延長して、再びキャス練。
ロールキャストはちょっとできるようになってきたけど、その次のスイッチキャストで、アンカーを打ってからシュートまでがなかなかうまくつながらない。
この時もまた杉坂さんが手本を交えつつ手取り足取り教えてくれた。

結局最後まで、満足いくキャストはできなかったけど、
「ま、一日でそこまでできるようになったんだから、いいよ。いいよ。オレなんて、もっとひどかったもん。めちゃくちゃだったもんなー。ガハハハハー」だって。やさしいね。

最後はルードボディストリーマーの水中での動きを解説して、記念撮影して終了。

いやいや内容の濃いスクールだったなあ。

スペイキャスト。できるようになれば、バックのとれないところでもフライやれるし、手返しもいい。
うまくなればロングシュートもできるし。(杉坂さんは40mぐらい飛ばしてた)
オーバーヘッドと何より違うのが、フライラインを操ってる感がすんごくあって、キャスティング自体がとても楽しいのだ。

シングルハンドでもスペイはできるみたいだから、ダブルハンドを手に入れるまではしばらく手持ちのタックルで練習することにして、いつかは欲しいぞTSR。



■愛用バッグに貰った杉坂さんのサイン。TSdesignのマークとおんなじ。
  使うのもったいないのでもう1個普段用にバッグ買っちゃった。

投稿者 fumiaki : 2006年05月16日 23:59

コメント

▼投稿者 masaki : 2006年05月18日 21:55

へえ~、やっぱりいいな、ダブルハンド。
そういわれるとやりたくなってくるよ。
でもまだそこまでは手が回んないな~。
シングルでも練習すりゃスペイキャスト出来るようになるわけ?

▼投稿者 fumiaki : 2006年05月18日 23:34

なる!

って、ドリーバーデンの下山さんが言ってた。


シングルハンドでのスペイキャストってのがあるらしいよ。
原理は一緒。

実際、オレは今9ft6番のシングルハンドで練習してるよ。固い竿だからスペイには向かないらしいけど。

でもシングルハンドでできるようになれば、ダブルハンドでもすぐできるようになるんじゃないかな。たぶん。

ただオレの場合、スペイより先にオーバーヘッドでもっと遠投できるようにならなきゃだめだけど。

▼投稿者 masaki : 2006年05月19日 06:48

ウェット用みたいな柔らかい竿がいいの?

▼投稿者 fumiaki : 2006年05月19日 12:55

粘りのある胴調子がいいみたい。

下山さんにオレのLOOMISでスペイできるか聞いたら、
「持ってるLOOMISは固いファストアクションなんでしょ。やりづらいんじゃないかな」って言ってた。

シングルハンドとダブルハンドでスペイキャスティングにおけるロッドの適正が同じかどうかはわかんないけど、
杉坂さん曰く
「ショップがダブルハンドのロッドを売るとき、
お客さんに普通のロッドでスペイもオーバーヘッドもできますよと言わないでほしい。」
だって。

なんでかというとスペイは通常のキャスティングと違って、ロッドにひねりの運動が加わるから、ロッドにかかる負荷が大きい。特にフェルールに力がかかって破損の原因につながるらしいよ。

TSRのスペイロッドはスペイ専用設計なので、ひねりに強くて、粘りがあるけど反復力も強く、だけどブレないという特性があるそう。

K-Bulletなんかは両方いけるようにつくってあるって研二さんは言ってるけど、そういうロッドもあるみたい。

ちなみに杉坂さんの用意したスペイロッドは全てフェルールをテープでぐるぐる巻いてたよ。

▼投稿者 fumiaki : 2006年05月19日 13:39

ちなみに渓流でのスペイキャストに関して、杉坂研二さんのサイトにこんなのが載ってたよ。

http://homepage.mac.com/kencube/kencube02/k.bullet/jf01.html