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シューティングヘッドの製作
今週19日はいよいよ洞爺湖釣行。狙うはサクラマスもしくはでっかいニジマス。
LOOMISの6番ロッドにストリーマーで狙うのだ。
ホントは8番とか10番のダブルハンドが欲しいんだけど、まだまだ手が出ないので手持ちのタックルで何とかするしかない。
沈ませることと遠投が必要になるので、とりあえず名前からして遠くへ飛びそうなシューティングヘッドを導入してみることにした。
僕の場合、シューティングヘッドってなんじゃいってところから始まるので、まずはネットで調べまくる。弟にも聞く。プロショップでも聞く。本屋で調べる。なんてことをやってるうちにどうやら、フライラインにランニングラインというのをつなげて使うらしいことがわかってきた。
フライラインはわかるのだがランニングラインがイマイチよくわからない。
さらに調べるとランニングラインにはレベルラインとゆーものとモノフィラメントでできたものとがあるらしい。
レベルラインはフライラインを細くしたようなものでモノフィラ製よりは飛ばないが絡まりにくいというメリットがあるらしい。
それに対しモノフィラ製のランニングラインは細くて摩擦抵抗が少ないのでよく飛ぶが、絡まりやすいそうだ。
そんな特徴が見えてきたあたりで、欲張りな僕が望むのはもちろん「よく飛んで絡まないやつ」である。
とりあえず、レベルラインかモノフィラ製かを選択しなければならないが、「よく飛ぶ」ことがそもそもの主旨なので、あっさりモノフィラでいくことにした。絡まるのは本人の処理次第であろう。自信はないが。
そこでターゲットをモノフィラ製ランニングラインに絞って調べていくと、どうやらVARIVASのエアーズ・シューティングラインとAKRONのエアロシューター・オーバルというのがしのぎを削っているらしいことがわかった。
とりあえず目標が定まったところであとは実物をチェックすべくアメリカ屋漁具へと向かった。
店頭には両方ともおいてあった。箱を開けて中身をチェック。まずはVARIVASから。
なるほど見た目は普通のモノフィラメントのラインである。箱をみるとライン内には8つの気室があって中空になっていると書いてある。よく浮きそうである。事実箱にも「浮く」というのをウリにした文言が散りばめられている。しかし絡まりにくいということはまったく書いていない。
次はAKRONである。こちらも中空であるが、断面がその名の通り楕円形をしている。どうやらこの楕円構造により絡まりづらいということのようだ。
これは決まりである。モノフィラで絡まりづらい。しかもその楕円形状が摩擦抵抗をも減らしよく飛ぶそうだ。素敵じゃないか。
かくしてランニングラインはAKRON エアロシューター・オーバルに決まった。
次はフライラインだ。シューティングヘッド専用のものがいくつか出ているが、割に高価。
ランニングラインで目いっぱいなので、速攻で却下である。
普通のウェイト・フォワードラインをぶった切って使っても大丈夫との情報により、ここはコータックの激安フライラインでいくことした。
アメリカ屋を出て、武美へと向かう。自宅から最も近いこの釣具屋にはコータックの激安ラインが種類豊富に置いてある。どの種類のどの太さも¥1,180のワンプライス。さすがコータック、庶民の味方である。
フローティングラインならば価格差はそのまま性能に跳ね返りそうだが、今回は沈ませるのでそう問題はないだろうという判断である。
武美に到着してラインを物色。洞爺湖は割りに浅いというのでType2を探すが、ない。
Type1とType3しかないじゃないか。ピーんち。
しょうがない。予算はかぎられている。Type2がないならType3を速攻リトリーブで乗り切るしかあるまい。
かくしてコータック製フライライン ウェイトフォワード7番シンキングラインType3 をゲット。
こうしてシューティングヘッドを作るための素材がそろった。
さていよいよ本題。シューティングヘッドの製作である。
とりあえず下図が完成目標図である。
作成手順は以下の通り。
1.フライラインをカット
2.熱した縫い針をフライラインに刺して、ランニングラインを通す為の穴を開ける
3.できた穴にランニングラインを通し、瞬間接着材で固定。あまりをカット。
以上で完成である。簡単じゃないか。
では始める。
まずはフライラインを下図のようにカット。高価なフライラインなら切断を躊躇するところだが、そこはコータックライン。なんの迷いもない。
次はカットした9mのフライラインのバット側後端にランニングラインを通す為の穴を開ける。
普通の縫い針をプライヤーで挟み、針先ではなくて後ろ側をライターで熱する。
熱した部分が赤くなったところですかさず針をラインに刺す。一度ではそんなに突き進めないので、刺しては抜き、また熱しては刺すというのを何度か繰り返す。
針先がフライラインの中を8mmから10mmほど突き進んだら、フライラインの側面に向けて針を突き通して貫通させる。
針の糸を通す穴にランニングラインを通す。このときランニングラインの先端を斜めにカットしておき、さらに先っぽをペンチで平たく潰しておくと針穴に通しやすい。
そして針をラインに通し抜くのだが、摩擦抵抗が大きくこれがなかなか
通らない。針先をプライヤーでつまんで地道に引っ張るしかないのだが、フライラインのダメージは極力最小限に抑えるよう注意が必要なのだ。
頑張ってランニングラインを通したら、最後は瞬間接着材で固定。
その後しっかり固着するまで放っておく。(僕は3・4時間放置した。)
完全に固着したところでランニングラインの飛び出た余り部分をカット。
素手で強く引っ張ってみて抜けないようなら完成となる。
以上なのだが、フライラインに穴をあける程度とか、引っ張り強度とかが心配なので、僕の場合、本番製作の前にフライラインとランニングラインをそれぞれ10cmぐらいづつカットしたものを使って練習&強度確認をした。
本番で失敗しても、まあ切り詰めてもっかいやれば特に問題はないのだが、瞬間接着材のみでどれぐらいの強度を確保できるのか試したかったのである。
実験用に接続したラインの両端をペンチではさんで思いっきり引っ張ってみたが、結果、ライン接合部がはずれてしまうことはなかった。逆にペンチで挟んだところのランニングラインの方ががブツブツ切れてしまった。
納得の強度である。
以上がシューティングヘッド製作の全てであるが、次はキャスティングでその性能を堪能してみねばならない。
堪能できるかどうか、そのキャスティング技術が最大の問題だけど。
投稿者 fumiaki : 2006年03月12日 22:39
コメント
▼投稿者 fumiaki : 2006年05月24日 02:26
追記:
その後、フライラインを細くしたようなナイロン製のランニングラインを巻いたシューティングヘッドを使う機会があった。
はっきり言って、モノフィラ製ランニングラインより断然扱いやすい。飛距離だって、僕が使う分にはモノフィラ製と変わらないだろう。
エアロシューターオーバルは楕円構造により絡まりにくいとはあるが、実際現場では時折ラインが絡まりまくって、ラインほぐすのにずいぶんと時間をとられることがあった。
これを解決するにはあとはラインバスケットでも使うしかないんじゃないだろうか。
性質が悪いのはがっちり絡まったあとは折れ癖がラインについてしまうことである。
これはなかなか始末が悪い。
モノフィラ製ランニングラインを絡ませずにキャストを続けることができる人はそれで問題は全くないのだろうが、僕のようにラインバスケットも使わずにいるタイプの人間にはナイロン製のランニングラインがオススメである。
かくして次買うなら、ナイロン製ランニングラインだね。
